Last Updated 02/20/2002

Main Contents

 

  

 スズメバチとアシナガバチ

ハチは植物の花粉を運んだり、害虫の天敵になるなど有益な面の多い昆虫ですが、

自分たちや巣を守るために、人を刺すことがあります。

このページでは、刺すハチの代表的な種類であるアシナガバチとススメバチについて、

少し研究してみましょう・・・


  スズメバチ  

・越冬からさめた女王バチが、春から初夏にかけて巣をつくり、卵を産みます。

・巣づくりを始めたばかりの頃は、巣は小さく、女王バチだけなので比較的簡単に

巣を取り除くことができます。

・巣を作る場所は、軒先や樹木の他に種類によって土の中や樹木の穴などが

あります。

・働きバチが羽化しはじめると巣が急速に大きくなり、9月下旬から

10月上旬頃には最大になります。

・巣が大きくなるほどハチの数も増え、攻撃的になります。

・冬になると働きバチは死に絶え、交尾した女王バチは巣をはなれ単独で

冬を越します。

・種類によって異なりますが、一般に攻撃性が強く、巣を守るために、

巣に近づいたり振動を与えると反撃してくるので、山に入るときなどは

注意が必要です。



  アシナガバチ  

・越冬からさめた女王バチは樹液や花のみつ、花粉をとって体力をつけ、

春から初夏にかけて巣作りを始め、卵を産みつけます。

6月頃、働きバチが羽化し、その後、巣は急速に大きくなり、8月下旬に

最大になります。

・巣は家の屋根瓦の下、軒先、植え込みなどによく見られます。

昼間活動し、夜間は巣に戻ります。

・寒さに弱く気温が下がると活動がにぶり、冬になると働きバチや

オスバチは死に絶え、巣は放棄されます。

このため、冬季には簡単に巣を取り除くことができます。

・女王バチだけが木の割れ目や石垣のスキマなどで越冬します。

・比較的おとなしい性質で、巣に近づいたり攻撃しなければ、

人を襲うことはあまり、ありません。

日常生活に支障のないところなら、そっとしておいてやりましょう。