Last Updated 02/20/2002

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 たからダニの知識

走り回る赤い虫 人に害はありません!


コンクリートの壁面を小さな赤い虫が走り回っています。外気温が上がる

5月頃から7月頃 まで、日当たりの良いコンクリート壁やベランダ、ビルの屋上など

むしろ ”熱い” と感じられる位のところを好んで集まります。

ルビー色の体色で白いコンクリートに映え、ちょうど人の目に見える1?

余りの大きさということで皆さんの注意を引きます。赤い毒々しい体色から、

血を吸ったのではないかと、しばしば人を心配させます。 

 

野山に生息 

たからダニ は海岸から山岳地帯まで各地の山野でみられ、種類も多く、

幼虫は主にセミ・バッタ・アブや蛾等の昆虫に寄生し、体液を吸います。

成虫になったダニは自由生活をし、 寄生しません。

身近なところで発見されるのは普通「ハマベアナタカラダニ」といわれる種類です。

たくさん群れているのは、生殖のためか、あるいは採食のためではないかと

言われています。


駆除?人への害? 

人に寄生したり、吸血するダニでは ありません ので、特に心配する必要は

ありません。周囲にいくらでも生息していますので、部分的に薬剤を散布しても

あまり効果は期待できません(むしろ薬の害・毒性の方が気になります)

一時的には水を撒くだけで、水で流されたり、温度が下がるためか、そこそこの

効果 があります。

壁面によりかかったり座ったりすると、ダニがつぶれて白い衣服に 赤い色が

付くことがあります。

布団や洗濯物の取り込み時もちょっと注意が必要です。

この記事は神戸市保健所の害虫パンフレットから抜粋しました