更新日 01/23/2003

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松枯れの原因

急激な松枯れの大部分の直接原因は、マツノザイセンチュウと呼ばれる、

長さ0.6ミリ〜1ミリの小さな寄生虫よるものです。

そのため、この松枯れ病は正式には「マツ材線虫病」と呼ばれます。

松枯れの症状

地域により多少のずれがありますが、5月下旬から8月にかけて、

材線虫が松の樹体内に入ってから1〜2週間くらいすると松の樹脂の量が

急に少なくなります。この異常は松の葉に外観上変化が起きるより前に

松の内部で起き、外から見ただけでは元気良く線虫に侵されている事が

判断できません。その後、約20日間で針葉の水分蒸散が停止し、

線虫侵入1ヶ月後に外観の変化として目で確認できるようになってきます。