Last Updated 02/20/2002

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 導入計画の基本項目

緑地の規模、植栽樹種

繰り返しになりますが、緑地の規模に対して灌水設備の選定をすることは重要です。

どれだけの灌水労力を確保できるかを検討したうえで、手動にするか、全自動に

するかを決定するわけです。

また、人工地盤のように客土の少ない場所や、ツツジ・サツキ・ボックスウッドのように

根が浅く灌水要求量が多い部分であるかどうかなどを、あらかじめ知っておく

必要があります。

特定の樹木だけにスポット的に灌水設備を敷設するのも効果的な方法です。

 

管理者の有無

敷設完成後の管理体制も、計画段階で考慮する必要があります。

管理者が 常時 その場所にいて灌水作業に従事できるならば、手動での灌水作業の

割合を多くすることも可能です。逆に、管理者が 常勤できない場合、緑地面積が

大規模である場合などは、自動式灌水設備を検討する必要がでてきます。

 

予算(単位:千円)   

灌水設備 初期投資 ランニングコスト 備考
1年目 2年目 3年目
手撒き灌水 7,000 12,000 7,000 6,000 散水ホース
手動灌水 21,000 4,000 4,000 4,000 灌水ホース、バルブ
半自動灌水 28,000 2,000 2,000 2,000 灌水ホース、自動停止弁
全自動灌水 35,000 1,000 1,000 1,000 灌水ホース、電磁弁


例:緑地面積 14,000?、人件費:@16,000/工数

初期樹木活着 のために初年度は通常の1.5倍の 灌水量 が必要です。

また人為的に灌水を行う場合,初年度において灌水作業効率の程度を

考慮して予算算出されるべきです。