灌水作業の方法・手段
手散布(手撒き)
散水栓にホースを接続して灌水する方法で、100%人間の労力に頼る方法です。
設備費は最も安く、小規模な緑地 には適しています。ただし、人権費は最も高く
中規模・大規模の緑地ではこの方法で灌水を施すのは 非常に困難です。
手動灌水
緑地に灌水ホースやスプリンクラー等を固定配管して、開閉栓のみを
人力に頼る方法です。開栓と閉栓の両方を人力に頼ることで、タイマー式閉栓器、
自動流量停止弁などの機材コストがかかりません。
半自動灌水
灌水ホースを敷設し、制水弁と定流量自動制止弁を接続したシステムです。
この弁は、人力によって流量をセットし、弁を開栓すれば、セットした流量の灌水後に
自動で閉栓します。この場合、担当者は開栓作業以外になにもする必要がありません。
かなりの省力化が期待できます。ただし、それなりの 初期投資が必要 になってきます。
全自動灌水
灌水ホースを敷設し、電磁弁・制御盤等を接続する事によって、担当者は
何もすることがありません。
強いてあげれば、シーズン毎の電池の交換くらいです。
それぞれの方法を組み合わせて使用することによって、初期の投資額と
担当者の労力的な負担との調整が可能です。