更新日 04/08/2002

プロが教える見積依頼のテクニック

 

弊社では、毎月多くのお見積もり依頼を、お申し込み頂いております。

  

業者選別にお困りではありませんか?

    

このコーナーでは、管理組合役員の方々のお立場に立って、

複数業者による競争入札時の優良業者選びのテクニックをご紹介します。


チェックポイント・・・こんな見積書には注意!

  

数量表記がすべて「一式」計算である。

(例) 高木剪定  一式  \150.000.-

 芝刈り・草刈り  一式  \300.000.-

    施肥作業  一式  \100.000.-

現場調査はおろか、どんな木が植わっているのかさえ把握出来ていない可能性があります。

こんな時には<マル秘テクその1>

見積書があがってきてから、試しに「クスノキは去年剪ったので、今年は剪らなくて良いのでは?」 とか

 「集会所の前のクスノキが枯れてなくなってませんでしたか?」とか、とにかく業者側に植わっている場所と本数、

樹木名の特定を要する質問を投げかけてみて下さい。すぐに答えが返ってくるようなら優良業者と断定できます。

ゴニョゴニョごまかすようなら、はっきり言って現場をよく見ずにテキトーに見積もりしてます。

もう一度、今度はきっちり調査してから見積をしてもらって下さい。

一度きりのスポット的な剪定作業であっても樹木の勢いや、前回の剪定度合いによって

剪り方が変わってくる(当然作業の手間も値段も変わります)ものです。

剪りすぎて木を傷めてしまったり、枯らしてしまうな頼りない植木屋も中にはいるかもしれません。

むろん、こんな業者に年間植栽管理計画は任せられませんし、アフタークレームの対応もいい加減でしょう。


剪定作業の表記がとにかく「剪定」である。

(例) 高木剪定 ヤマモモ 10本

    高木剪定 シラカシ 20本

    高木剪定 クスノキ 15本

このケースは非常に多いです。これが一番あとでトラブルの原因になりますので発注者側から

 

「いったい、どう剪るのか」を見積書にきっちりと明記してもらって下さい。

  

樹木剪定は剪り方によって、見た目もそうですが、まったく別物に変身します。

完成予想図を見ずに家を建てるのと同じで非常に危険です。

作業後のイメージを明確に位置づけることをご提案します。

こんな時には<マル秘テクその2>

剪定作業後のイメージはどうなるのか、絵に書いてもらって下さい

弊社では、新しく見積依頼を頂いたお客様には見積書の他にイラスト付きの文書を添付して

後々のトラブル発生を未然に防止しております。

添付文書に貼り付けるイメージ図

これがあれば安心して仕事を発注できます。


他にもいろいろ添付文書が必要です。

草刈り範囲図・・・どの部分の草をどういった頻度で刈るのか?

植木位置図・・・どこにどんな植木が何本あるのか?

皆様がたくさんの業者から本当に優良な業者を選定するときのテクニックをご紹介しました。

世の中の風潮がもっと安心して発注できる雰囲気になることを切に願っております。